企画展/イベント/ライブラリー
Photo:Kenshu Shintsubo
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武蔵野3万年のレシピ展
おいしい武蔵野は3万年にわたるレシピの積み重ね
『武蔵野ギャラリー』『武蔵野回廊』は、太古の昔から人が住み現在1000万人が暮らす「武蔵野」を改めてみつめ再定義をしていくための場所です。雑誌『武蔵野樹林』と連動しながら、武蔵野の土地、文化、歴史、自然、そして未来を探っていきます。
本展のテーマは「食」。3万年に及ぶ土地と人との営みで培われたものが食に詰め込まれています。土地、気候、歴史、文明、文化…その全てが武蔵野を味わうスペシャルレシピです。おいしい武蔵野をまるごと召し上がれ!
見どころ① 武蔵野3万年クッキング
武蔵野3万年クッキングでは、武蔵野の食について、7つのレシピをご紹介しています。土器を持たない旧石器時代の人が調理した、3万年前の石蒸焼料理。海辺に住んでいた6000年前の水子貝塚の人々が食べていただろう、貝のスープ。4000年ほど前の下宅部遺跡では、クルミやトチの殻がたくさんみつかっています。ナッツを使った縄文クッキーを食べていたのでしょうか。
また、武蔵野は江戸時代に農地が拓かれるまで一面の茅原で、水田には不向きでした。近代まで、水に乏しい台地上では麦とサツマイモが主に作られ、武蔵野の風土にそった食物でした。豊かな食の背景もあわせてお召し上がりください。(詳しい解説と出展目録は下部リンクから御覧ください。)
復元料理撮影:野口 彈
見どころ② 武蔵野土偶の謎を追え
土偶=「日本最古の神話」が刻み込まれた植物像だった!気鋭の人類学者がイコノロジー(図像解釈学)と考古学(実証データ)を駆使し、「武蔵野×土偶×食材」から見出した驚くべき真実を解き明かします。
(監修:『土偶を読む』著者・竹倉史人氏)
写真:山形土偶の出土状況(東京都町田市 なすな原遺跡№1地区)町田市教育委員会 所蔵・画像提供
見どころ③ 角川源義の写真と共に、歩く、撮る(撮影:新津保建秀)
1950年代に角川源義が撮影した武蔵野を、2021年に写真家・新津保建秀氏が撮る。過去と現在が入り混じる空間に。
左写真:三富新田のサツマイモ(撮影:新津保建秀 2021年)
右写真:まいまいず井戸(撮影:角川源義 1950年代)
見どころ④ 武蔵野回廊が無料スペース化いたします!
武蔵野に想いを持った人たちが集まる場所になるよう、11/3より武蔵野回廊をフリースペース化いたします(終了期間は未定)。民俗学者の赤坂憲雄氏ほか「武蔵野学」チームが選書した武蔵野の書籍や、武蔵野の〈今〉を創る人たちを紹介する『武蔵野創造コミュニティ』の展示、土日に開催する『ダイダラマルシェ』、武蔵野の美味しい料理を楽しめる『SACULA DINER』など、多彩なコンテンツが楽しめます。
展覧会詳細
■タイトル:武蔵野3万年のレシピ
■会場:角川武蔵野ミュージアム 5階
■会期:2021年11月3日(水・祝)~2022年2月13日(日) ※会期等の変更があります。
■休館日:第1・3・5火曜日
◎休館日が祝日の場合は開館・翌日閉館。
◎祝日開館時の営業時間は該当する曜日に準ずる。
◎開館日・時間は変更される場合もございます。
最新情報を公式ウェブサイトでご確認の上、ご来館ください。
■開館時間:10:00-18:00(金・土 10:00-21:00)入館締切:閉館30分前
■入場料:有料スペースは「スタンダードチケット」でご入場いただけます。
・主催:武蔵野回廊実行委員会(財団法人 角川文化振興財団・所沢市)
・企画協力:竹倉史人(「武蔵野土偶の謎を追え」展示監修)
・展示協力:所沢市教育委員会 杉並区立郷土博物館 さいたま市立博物館 三芳町歴史民俗資料館 清瀬市郷土博物館 東村山ふるさと歴史館 水子貝塚資料館 町田市教育委員会 国立研究開発法人 農業食品技術総合研究機構 大舘勝治 宮本八恵子 PROOF(猟友チーム)
・選書監修:赤坂憲雄 伊東弘樹
・グラフィックデザイン:minna
・空間・什器デザイン:MOUNT FUJI ARCHITECTS STUDIO
・写真展示:新津保建秀
・写真印刷:株式会社 カラーサイエンスラボ 株式会社 フレームマン 羽立 孝(uto)
・撮影:野口彈
・映像:地域と映像
・施工:株式会社角川大映スタジオ
・マルシェ什器制作:株式会社フォレスト西川
・制作協力:宮島文信 伊達百合 住谷はる(武蔵野樹林)
・制作:熊谷周三 猪原千恵 佐藤亨
※順不同、敬称略
リンク
開催期間 | 2021年11月03日[水] 〜 2022年02月13日[日] |
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開催エリア | 5F 武蔵野ギャラリー |