角川武蔵野ミュージアムを知る

館長挨拶

館長就任のご挨拶

このたび松岡正剛氏の後任として角川武蔵野ミュージアム館長に就任した池上彰です。「知の巨人」の松岡氏逝去の空白を埋めることは到底できませんが、できる限り遺志を継いで参りたいと思っています。

角川武蔵野ミュージアムは不思議な空間です。図書館なのか美術館なのか博物館なのか。いや、そもそもこういう分類の仕方が通用しないのが、このミュージアムです。いわば「ごちゃまぜ」と称してもいいでしょう。

この「ごちゃまぜ」が、新しい時代を創造することになるのだと思います。先日スタッフの皆さんの案内で館内を見て回りました。ハードとソフトの表現しようのない混淆に魅了、いや圧倒されました。

館長が務まるかと不安になりましたが、私ひとりが張り切っても無駄ですね。「ごちゃまぜ」の中から全く新しい文化さらには文明を創り出していこうというスタッフの意気込みに感動しました。ミュージアム発展のために努めて参ります。どうぞよろしくお願いします。

2024年11月1日
池上 彰

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