企画展/イベント/ライブラリー
Photo:Kenshu Shintsubo
- 開催中
- 企画展
モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光
光のアーティスト、モネの見た景色に没入する体感型デジタルアート劇場第4弾
『モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光』
ジャンフランコ・イアヌッツィ氏の完全新作としてワールドプレミア上映
新着情報 |
■第1回印象派展から150年の節目に、モネの見つめた世界を体感するイマーシブ作品を上映
フランス・パリに生まれ、印象派を代表する画家のひとりであるクロード・モネ(1840-1926)。移ろいゆく景色や時間を、柔らかい色遣いでキャンバスに描きとめ、生涯を通して数多くの作品を残しました。自然を愛し、太陽の筆捌きを敏感に捉えながら制作を続けたモネは、「鳥が歌うように絵を描きたい」と語っています。
本展では、モネが人生で訪れた場所をなぞりながら、モネの見た景色、共に過ごした家族や友人、最後の住処であるジヴェルニーでの生活などを音楽と共に追体験します。映像は、19世紀後半にサロン(官展)を離れ、作品発表の場を求めて仲間と自主開催した1874年のグループ展(印象派展)に出展した作品《印象、日の出》から始まります。この作品を見た批評家が辛辣に揶揄したことから、「印象派」という言葉が生まれたと言われています。印象派が生まれた19世紀のフランスで、モネはどのように生き何を描きたかったのか、画家の網膜にはどんな光が投影されていたのか。光の世界に包まれながらモネの気持ちを追体験してください。
また、映像展示以外にも、モネを学ぶエリアや、モネを楽しむフォトスポットを設置。学びのエリアでは、印象派展の変遷や、モネが描いたテーマ、モネの手がけた「連作」の手法、そして彼が影響を受けたジャポニスムに至るまでを解説します。フォトスポットはジヴェルニーの「睡蓮の池」をイメージ。映像作品と合わせて、モネの描いた世界をお楽しみください。
展覧会キービジュアル
■モネを知り、モネを楽しむ。デジタルアートの映像体験と展示を通じてモネの人生をたどる(会場案内)
※鑑賞の参考になる「楽しみ方ガイド」をまとめました。こちらからご覧ください。
●イントロダクション
会場に入ると、19世紀パリの画壇の紹介から、印象派の誕生に至るまでの解説があります。旧来の絵画への反発と産業革命以降に生まれた様々な変化を受け、若き画家たちが後に「印象派」と呼ばれるきっかけとなった展覧会に至るまでが展示されます。
また、併せて「モネの足跡」として、彼が生涯に渡って巡った様々な土地を紹介します。フランス・パリを中心に、モネが過ごした土地と、そこで描かれた絵画が解説されます。
●体感型デジタルアート
本展覧会のメインエリアとなる、アートと物語を全身で浴びて没入する体感型デジタルアートです。モネや印象派と関わる様々な作品が、音楽と共に床や壁面360度に映し出され、モネが人生で訪れた場所をなぞりながら、モネの見た景色、共に過ごした家族や友人、最後の住処であるジヴェルニーでの生活などを音楽と共に追体験します。
【各幕タイトル】
第1幕 プロローグ 印象日の出
第2幕 ダンスホール
第3幕 パリ
第4幕 女性ダンサー達
第5幕 サン=ラザール駅
第6幕 ノルマンディー
第7幕 セーヌ川の岸辺
第8幕 ジヴェルニー
第9幕 睡蓮
第10幕 アトリエ
第11幕 ジャポニスム
第12幕 南仏 コートダジュール モネ
第13幕 南仏 コートダジュール ルノワール
第14幕 ルーアン、ロンドン、ヴェネチア
第15幕 エピローグ
デジタルアート会場では、展示内容を紹介するデジタルハンズアウトや、映像に合わせて解説を聞くことができるリアルタイム音声ガイドを、無料で用意しています。会場に設置されたQRコードからアクセスが可能ですので、スマートフォンとイヤホンをご持参のうえお楽しみください。
●印象派展のあゆみ
デジタルアート会場先の回廊に、印象派展のあゆみを紹介するコーナーを設置。モネはもちろん、ルノワールやドガなど、第1回から第8回までの印象派展に出品された名画を実寸大で展示し、各回の解説と共に紹介します。
●モネと印象派を知る
映像空間の先には、モネと印象派に関する展示があります。モネは何を描いたのか、モネはどう描いたのか。チューブ絵の具の誕生やジャポニスムが創作に与えた影響はどのようなものだったのか。印象派の画家が描いた鮮やかな色彩はどのように生まれたのか。それらを楽しく学ぶことができます。
●モネの世界を旅するフォトスポット
会場入口のホワイエには、どなたでも入れる無料のフォトスポットを設置。モネの庭「睡蓮の池」をイメージしたスペースに、太鼓橋を再現しました。ジヴェルニーの光を感じながらモネの世界を旅して、様々な写真を撮ることができます。
Design and creative direction: GIANFRANCO IANNUZZI
Multimedia content production: KARMACHINA.
©角川武蔵野ミュージアム
■ジャンフランコ・イアヌッツィと角川武蔵野ミュージアムのタッグで完全新作の体感型デジタルアート劇場を開発
アートと物語を全身で浴びる没入(イマーシブ)体験。角川武蔵野ミュージアムではグランドギャラリーにおいて、1000 ㎡以上の巨大空間をあますことなく映像と音楽で包み込む「体感型デジタルアート劇場」を開発しました。33台の高輝度プロジェクターを組み合わせ、すべての壁面と床面をシームレスに繋ぎ合わせた全く新しい映像体験は角川武蔵野ミュージアムならではであり、映画ともVRとも違う「共有できる」特別な時間と空間を提供しています。
これまで第1弾「浮世絵劇場 from Paris」(2021年)、第2弾「ファン・ゴッホ―僕には世界がこう見えるー」(2022年)、そして第3弾として「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」(2023年)を開催。多くの来場者がアートに包み込まれる没入体験を楽しみました。
これまでの作品は、海外で上映されていた作品を角川武蔵野ミュージアムに合わせてカスタマイズしていたものですが、今回、「ファン・ゴッホ」展、「サルバドール・ダリ」展でクリエイティブディレクターを務めたジャンフランコ氏と角川武蔵野ミュージアムは完全新作として「モネ」展を制作。ワールドプレミア作品として初上映し、日本から世界に向けて発信します。
●イマーシブアート クリエイティブディレクター Gianfranco Iannuzzi(ジャンフランコ・イアヌッツィ)
デジタルアーティストであり、イマーシブアート展覧会のクリエイティブディレクター。イマーシブアートインスタレーションの先駆者として、35年以上にわたり世界中で数多くの展覧会を開催し、何百万人もの観客を迎えてきました。
【コメント】
「感情的、音楽的、視覚的であることに加え、イマーシブ(没入)でインタラクティブ(双方的)な環境を創り出し、デジタルアートを通じて特別な場所を再利用し、再生し、昇華させ、観客を作品の中心に引き込む。そして、その空間の中では観客自身が参加者となる。これが私のアートへのアプローチを要約する方法です」
「80年代の終わりから、私は新しい技術を取り入れながら、新しいイマーシブインスタレーションを制作し続け、多くの観衆がより感情的にアートを体験できる機会を提供してきました。より多くの人が、このソーシャルな側面も持つ新しいタイプのイマーシブ体験を通じてアートを楽しんでいただけることを願っています」
WEBサイト:http://www.gianfranco-iannuzzi.com/
関連情報
■コラボグッズ
モネの作品をモチーフにした角川武蔵野ミュージアムオリジナルグッズを、館内「ロックミュージアムショップ」にて販売します。
※オリジナルグッズの一部を抜粋して紹介しています。
「トートバッグ」
モネの睡蓮が全面にプリントされたトートバッグです。A4が入るサイズで肩に掛けられます。
価格:1,650円(税込)
「アクリルキーホルダー」(4種)
アクリルバーにモネの作品がデザインされたキーホルダーです。ミュージアムロゴのミニチャーム付きです。
価格:各880円(税込)
「透明水彩絵具付き 睡蓮のぬり絵」
透明水彩絵具12色(ぬり絵の分量)が付属した睡蓮のぬり絵です。筆と水があればすぐに透明水彩絵具でぬり絵ができます。
価格:1,200円(税込)
その他、多数のオリジナルグッズをご用意しています。詳しくはこちら。
■コラボフード、コラボドリンク
展覧会の期間中、角川武蔵野ミュージアム内のメインダイニング「SACULA DINER(サクラダイナー)」と、カフェ「KadoCafe」にて、それぞれコラボフードとコラボドリンクを提供します。また、「KadoCafe」ではSNS投稿で会計が割引となるキャンペーンを実施します。
提供期間:2024年7月20日(土)~2025年1月19日(日)
※10月16日(水)より提供メニューが変わりました。
※一部メニューは期間限定となります。また提供期間が変更となる場合がございます。
●SACULA DINER
【冬季限定】モネ冬のフレンチパスタ(コックオヴァン風、サラダ付)
美食家であったモネのジヴェルニーの第三のアトリエは元は養鶏小屋でした。モネのレシビの中からSACULADINER風にアレンジし、モネの食卓を体験して下さい。
価格:2,200円(税込)
【14時より販売開始】モネが見たアルジャントゥイユの雪景色プレート(ドリンク付)
モネの住んでいたバリ郊外の景色をタルトタタン、ゴルゴンゾーラのエスプーマ、黒蜜のチュイル、シナモンのクランブルと季節のアイスで合わせた冬にぴったりなプレートに仕上げました。
価格:1,200円(税込)
※フードは、冬季には新メニューを用意いたします。
※予告なくメニュー内容などが変更となる場合がございます。
●KadoCafe
モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光 コラボプリントラテ
種類:3種<散歩、日傘をさす女性(写真左)/印象、日の出(写真右)/ラ・ジャポネーズ>
価格:各700円(税込)
★SNS投稿で割引キャンペーンを開催!
「モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光」の会期中に、会場(無料エリア含む)の模様を
#イマーシブモネ
#immersivemonet
どちらかのタグを付けてSNSに投稿すると、KadoCafeの会計から5%割引するキャンペーンを実施します。
※投稿した画面を店舗スタッフにお見せください
★オリジナルコースタープレゼント!
当館内の下記3店舗のうち、いずれか2店舗以上のご利用かつレシート合計2,000円(税込)以上のご購入で、オリジナルコースターを1枚プレゼントいたします(全3種)。
・KadoCafe
・SACULA DINER
・ロックミュージアムショップ
※コースターがなくなり次第終了となります。
※1店舗で税込2,000円を超えても、2店舗目のご利用が必要です。
※2店舗目会計時に店頭スタッフに対象のレシート2枚をご提示ください。
※コースターはランダム配布となり、種類は選べません
■ところざわサクラタウン各店舗との連動企画を実施
「ところざわサクラタウン」内の対象店舗で、当展覧会のデジタルチケットを提示いただくと、割引やプレゼントなどお得なサービスが受けられます。
●対象店舗
・LOVE埼玉パーク Presented by J:COM
・タリーズコーヒー
・武蔵利休
・角川食堂
詳しくはこちら。
■関連プログラムとしてワークショップを開催印象派の誕生にかかせなかったチューブ絵の具。絵の具の歴史について学びながら、オリジナル油絵具を手作りします。詳細はワークショップのウェブページをご覧ください。
展覧会概要
展覧会タイトル:モネ イマーシブ・ジャーニー 僕が見た光
英語タイトル:Monet: I Can See the Lights – An Immersive Journey
会場:角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー
会期:2024年7月20日(土)~2025年1月19日(日)
休館日:毎週火曜日(8月13日(火)は臨時開館/2025年1月1日(水)は臨時休館)
営業時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ
協力:株式会社クサカベ
チケット価格(税込):
●オンライン購入(https://tix.kadcul.com/)、当日窓口購入
一般(大学生以上):2,500円/中高生:2,000円/小学生:1,300円/未就学児:無料
*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報、詳細は営業カレンダーでご確認ください。
*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。
開催期間 | 2024年07月20日[土] 〜 2025年01月19日[日] |
---|---|
開催エリア | 1F グランドギャラリー |