企画展/イベント/ライブラリー
Photo:Kenshu Shintsubo
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- 企画展
サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―
日本初の体感型ダリ展が登場
360度巨大映像空間に没入する体感型デジタルアート劇場第3弾
■ダリを、歩く、感じる、浴びる。全世界で200万人が魅了された、ダリの描く不思議な空間に没入する体感型展示
スペインに生まれ、幻想的で非現実的な独自の内面世界を写実的技法によって克明に描き出し、20世紀を代表する芸術家となったサルバドール・ダリ。絵画のみならず、版画、彫刻、オブジェ、舞台芸術、宝飾デザイン、広告、映画、執筆と幅広く活動した彼の人生を、角川武蔵野ミュージアムの体感型のデジタルアート展示で紹介します。
特徴的な口ひげを持つユニークな風貌、奇妙で超自然的なものへの執着、彼のミューズであり協力者でもあった妻のガラへの愛情、多岐にわたるメディアでの活動など、ダリのさまざまな側面に焦点を当てた映像は、観る者の想像力をかき立て、ダリの独特な世界へと私たちを誘います。
展示空間を自由に歩き回り、ダイナミックな映像と音の中に身をゆだねながら、幻想的で摩訶不思議なダリの世界をぜひご堪能ください。
■ダリを感じて、学び、楽しむ。さまざまなアプローチから全身でダリを体感
展覧会は、大きく3つの会場に分かれています。
第1会場:ダリを感じる「体感型デジタルアート劇場」と「言葉の回廊」
第1会場は角川武蔵野ミュージアムならではの「体感型デジタルアート劇場」として、《記憶の固執》(1931)、《聖アントワーヌの誘惑》(1946)、《レダ・アトミカ》(1949)など、世界的に知られる数々の名作をはじめ、写真、インスタレーション、映画、記録写真などから構成される映像が、全編にわたりピンク・フロイドの楽曲が鳴り響く中、床や壁面360度に映し出されます。
【2024年3月16日(土)追記】3月17日(日)より楽曲が変更になります。ご承知おきください。
メディアをマルチにあやつり、絵画、彫刻、写真、映画、執筆など、当時考えられる表現を使い倒した表現者であるダリ。常に新しい表現を探求し続けた彼がいま生きていたら、自らイマーシブ作品をやったに違いないのではないか。そのようなことを思いながら、今回の展覧会は作られました。
またダリは、画家の枠には納まらず様々なメディアやアートでもその才能を発揮し、世界中の人を驚かせてきました。その類まれなる芸術的才能から産み出された数々の作品は、一見理解し難いこともあります。そうしたダリの作品を目で、耳で、身体で感じるという新しい体験を通じて、来場者に新しいダリを見つけていただきたいと思います。
映像は12幕に分かれ、各幕ではダリの生涯における様々な時代の作品や、ダリの思想や目指した表現ごとに、数多くの作品が映し出されます。鑑賞のしかたに決まりはなく、場内を歩き、立ち止まり、時には座り、来場者が自由に動くことで、その人だけの展覧会を楽しむことができます。
【各幕タイトル】
第1幕 プロローグ/Prologue
第2幕 カダケス/Cadaqués
第3幕 劇場美術館/The Theatre-Museum
第4幕 偏執狂的・批判的方法/Paranoiac-Critical Method
第5幕 召喚/Evocations
第6幕 ジュエリーとメイウェスト/Jewelery and Mae West
第7幕 映画と写真/Cinema and photography
第8幕 シュルレアリスム初期/The first Surrealism
第9幕 ダブル・イメージ/Double images
第10幕 原子核神秘主義/Nuclear Mysticism
第11幕 キリストとガラ/Christ and Gala
第12幕 新しい古典/The Neoclassic
第1会場のデジタルアート劇場では、展示内容を紹介するデジタルハンズアウトや、映像に合わせて解説を聞くことができるリアルタイム音声ガイドを、無料で用意しています。会場に設置されたQRコードからアクセスが可能ですので、スマートフォンとイヤホンをご持参のうえお楽しみください。
デジタルアート劇場の先には「言葉の回廊」があります。そこでは、ダリの自伝から抜粋した言葉を空間全体に展示。奇想天外なダリの言葉を全身で感じ取ってください。
第2会場:ダリを学ぶ「永遠の謎 ダリ!ダリ?」
第2会場では、「永遠の謎 ダリ!ダリ?」と題して、ダリを学ぶ展示空間を作成。ダリ生誕の地・フィゲラスにある、彼自身が設計や内装を手がけたダリ劇場美術館や当時のパリの劇場をイメージした空間で、ダリの生涯をたどることができる年表を展示しています。
第3会場:ダリを楽しむフォトスポット
会場入口のホワイエには、どなたでも入れる無料のフォトスポットを設置。ダリの有名な作品《記憶の固執》や《聖アントワーヌの誘惑》、さらにダリ当人の写真が壁面を大きく飾ります。場内にはダリの髭を模した小道具や「中に入れる卵」などが置かれ、来場者は様々な写真が撮ることができます。
Creative Direction: Gianfranco Iannuzzi
Created by : Gianfranco Iannuzzi – Renato Gatto – Massimiliano Siccardi
KCM Editing: Rino Tagliafierro
Production: Culturespaces Digital®
©角川武蔵野ミュージアム
■角川武蔵野ミュージアムならではの「体感型デジタルアート劇場」
アートと物語を全身で浴びる没入(イマーシブ)体験。角川武蔵野ミュージアムではグランドギャラリーにおいて、1100 ㎡以上の巨大空間をあますことなく映像と音楽で包み込む「体感型デジタルアート劇場」を開発しました。32台の高輝度プロジェクターを組み合わせ、すべての壁面と床面をシームレスに繋ぎ合わせた全く新しい映像体験は角川武蔵野ミュージアムならではであり、映画ともVRとも違う「共有できる」特別な時間と空間を提供します。
第一弾として「浮世絵劇場 from Paris」(2021年)、第二弾として「ファン・ゴッホ―僕には世界がこう見えるー」(2022年)を開催し、特に「ファン・ゴッホ」展は来場者数が24万人を突破。多くの来場者がアートに包み込まれる没入体験を楽しみました。
今回、「ファン・ゴッホ」展でクリエイティブディレクターを務めたジャンフランコ氏が角川武蔵野ミュージアムと再びタッグを組み、サルバドール・ダリの謎に満ちた世界を映像と音楽で再現します。
■イマーシブアート クリエイティブディレクター Gianfranco Iannuzzi(ジャンフランコ・イアヌッツィ)
イマーシブアートインスタレーションを作成する先駆者として、30年間に渡ってフランスのみならず世界各地で数多くの展覧会を実現。
2010年以降、CULTURESPACES社と共に、フランス、ボー・ド・プロヴァンスのCarrières des Lumières(2012年)やパリのAtelier de Lumières(2016年)、韓国の済州にあるBunker de Lumières(2018年)、ドバイのInfinity des Lumières、さらに、現時点では常設の没入型マルチメディア・インスタレーションとして世界最大であるボルドーのBassins des Lumièresといった、世界各地のデジタル・アート・センターの開発に関わってきました。
彼が手がけた没入型展覧会は何百万人もの来場者を集めています。
WEBサイト:http://www.gianfranco-iannuzzi.com/
関連情報
■サテライト会場(エディットタウン内)
4階「エディットタウン」内には、当展覧会のサテライト会場が設置されています。当会場ではダリの画集や自伝、関係する画家の書籍などをジャンルを問わずに紹介。パブロ・ピカソやジョアン・ミロなどの本や、主人公が画家を志す青春マンガを集めた「画家たちの青春」などのコーナーがあります。
※サテライト会場(エディットタウン)へは「サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―」展のチケットでは入場できません。別途「KCM スタンダードチケット(本棚劇場含む)」お買い求めいただくか、両展示エリアに入場可能でお得な「KCM 1DAY パスポート(本棚劇場含む)」あるいは「KCM イブニングパスポート(本棚劇場含む)」をお買い求めください。詳しくはチケットページでご確認ください。
ハッシュタグをつけて投稿をすると、当館限定オリジナルポストカードがもらえます。
開催日:1月1日(月)~ (第2弾2月1日(木)~、第3弾3月1日(金)~)※先着順。各月、無くなり次第終了
配布場所:2階「角カフェ」
●販売箇所:当館2階ロックミュージアムショップ
展覧会概要
展覧会タイトル:サルバドール・ダリ ― エンドレス・エニグマ 永遠の謎 ―
英語タイトル:Salvador Dali - Endless Enigma
会場:角川武蔵野ミュージアム1階 グランドギャラリー
営業時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)
休館日:毎週火曜日(火曜日が祝日の場合は開館)
※2024年4月30日(火)は臨時開館いたします。
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
チケット価格(税込):
●オンライン購入(https://tix.kadcul.com/)、当日窓口購入
一般(大学生以上):2,500円/中高生:2,000円/小学生:1,300円/未就学児:無料
*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報は公式サイトでご確認ください。
*年末年始は休まず営業いたします。また、営業時間が通常と異なる日があります。詳細は公式サイトでご確認ください。
*2024年1月15日(月)~19日(金)は臨時休館となります。
*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。
開催期間 | 2023年12月20日[水] 〜 2024年05月31日[金] |
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開催エリア | 1F グランドギャラリー |