企画展/イベント/ライブラリー

Photo:Kenshu Shintsubo

  • 開催終了
  • 企画展

俵万智 展 #たったひとつの「いいね」 『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで

時代を超えて愛され続ける 国民的歌人 俵万智、初めての本格的個展

現代日本を代表する歌人のひとり俵万智が、今年、短歌界の最高賞迢空賞(ちょうくうしょう)を受賞したことを記念して、エディット アンド アートギャラリーにて「俵万智 展 #たったひとつの「いいね」 『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで」を開催いたします。

本展では、俵万智の30年を超える歌業の中から約300首を厳選し、プライベートな手紙や、実験的な絵画、膨大な資料などと組み合わせながら、俵万智の言葉の森をさまようような展覧会です。

展覧会のタイトルは、俵万智が2020年7月6日に行ったSNSの投稿に由来します。
SNSで「いいね」の数を競い合うのではなく、たったひとつの「いいね」のためにつくることを問いかけたつぶやきは、18万以上の「いいね」を集め、多くの人たちの共感を呼びました。

本展では、発表するやいなや一気に280万部を売り上げ、日本社会を震撼させたデビュー作『サラダ記念日』から、コロナ禍などの社会詠が盛り込まれ短歌界の最高賞「迢空賞」を受賞した最新歌集『未来のサイズ』まで、俵万智の変わらない創作の本質を浮き上がらせます。

現在に至るまで6冊の歌集を発表、多数のエッセイを手がけてきた他、古典の現代語訳、海外の絵本作品の翻訳、演劇の脚本、小説の執筆、作詞など分野を超えた幅広い仕事によって言葉の可能性を拡げ、短歌の表現を洗練させてきた俵万智。その人生から過去、現在、未来を感じにぜひお越しください。

※展示替え情報は、公式ウェブサイトや公式SNS等で発信します。

出品作家 略歴

俵 万智 たわら まち 
1962年、大阪府生まれ。1985年、早稲田大学第一文学部卒業。
1986年、「八月の朝」で第32回角川短歌賞受賞。1987年、第1歌集『サラダ記念日』を刊行、翌年同歌集で第32回現代歌人協会賞受賞。
主な歌集に『かぜのてのひら』『チョコレート革命』『プーさんの鼻』(第11回若山牧水賞)『オレがマリオ』など。
評論に『愛する源氏物語』(第14 回紫式 部文学賞)『牧水 の恋』(第29 回宮日出版文化賞特別大賞)『あなたと読む恋の歌百首』など。
2021年、第6歌集『未来のサイズ』で短歌界の最高賞「迢空賞」受賞。

基本情報

展覧会名:俵万智 展 #たったひとつの「いいね」 『サラダ記念日』から『未来のサイズ』まで
  会場:角川武蔵野ミュージアム 4F エディット アンド アートギャラリー
  会期:2021年7月21日(水)~2022年1月10日(月・祝)
  主催:公益財団法人 角川文化振興財団
  協力:越前市教育委員会、福井県ふるさと文学館



会場デザイン:トラフ建築設計事務所
グラッフィックデザイン:AFFORDANCE inc.

開催期間 2021年07月21日[水] 〜 2022年01月10日[月]
開催エリア 4F エディット アンド アートギャラリー
Pagetop