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Photo:Kenshu Shintsubo

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傑作は装画とともに―杉本一文原画展―

『公式 角川文庫横溝正史カバー画集』刊行記念

横溝正史の角川文庫の顔となった記憶に残る装画。このたびKADOKAWAから装画をまとめた画集が刊行されました。
カバー装画を手掛けたのは杉本一文氏。
当時24歳だった杉本氏は、1971年『八つ墓村』(第2版)の装画の依頼を受け、その後15年ほどで約120点を描きました。
公式カバー画集の刊行を記念し、貴重な原画と文庫を展示します。
原画だけが持つ魅力、文庫デザインならでは魅力をぞんぶんにお楽しみください。


タイトル:公式 角川文庫横溝正史カバー画集
著者:杉本一文
刊行:2025年12月1日
ISBN:978-4-04-116793-9
版型:B4変形、160ページ
画集の公式サイトはこちらをクリック

第1期 傑作の顔

杉本氏による横溝正史作品の初の装画である『八つ墓村』(第2版)の原画を、ブックストリートで初公開します。

思わず見入ってしまう「目」が印象深い原画を中心に、「顔」に着目した原画16点を展示します。その顔は何を語りかけるのか、その目は何を見ているのか――小説と装画の出合いが生んだ世界をご覧ください。

   

左から『八つ墓村』(1971)、『獄門島』(1971)、『青髭鬼』(1981)の原画

第2期 原画×装丁

原画を文庫の装丁でどう生かしたのか。「指定紙」と呼ばれる印刷所への指示が記入されたトレーシングぺーパーを含め、文庫に仕立てられたときの仕掛けを紹介します。原画の緻密さと、デザインの遊び心が文庫という小さな世界に表現されます。

※展示内容は後日こちらのサイトでお知らせします。

 

杉本一文(すぎもと・いちぶん)プロフィール

1947年、福井県生まれ。1969年、東京デザインカレッジ卒業、同行デザイン科教務助手。1970年、柴永デザイン事務所勤務、イラスト集を自費出版する。1971年、『八つ墓村』のカバー装画を皮切りに、横溝正史作品のカバー装画を手掛けはじめる。
展示に、2014年「イラストレーター杉本一文が描く横溝正史の世界」(根津記念館・横溝正史館)、2016年「杉本一文 装画の世界/銅版画の世界」(六本木ストライプスペース)、2023年「金田一耕助さん!埼玉で事件ですよ」(さいたま文学館)にも原画を出展した。
作品集に『杉本一文銅版画集』『杉本一文『装』画集』。海外でも高い評価を受けている。

開催概要

展覧会タイトル:傑作は装画とともに―杉本一文原画展―
会場:角川武蔵野ミュージアム4階 ブックストリート
会期:2025年12月24日(水)~2026年3月1日(月) *会期の途中で展示替えがあります
休館日:毎週火曜日、12月31日(水)、2026年1月1日(木)、1月19日(月)~1月23日(金)
※ただし12月30日(火)は臨時開館

開館時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)


チケット価格(税込): KCMスタンダードチケット(本棚劇場含む)
オンライン購入、当日窓口購入
一般(大学生以上):1,400円/中高生:1,200円/小学生:1,000円/未就学児:無料

※本展覧会の他、当館のスタンダードチケットエリア(常設展エリア)をご覧いただけます。
※展示替えなどにより、日程によっては一部エリアに入場できない場合がございます。
※「1DAY パスポート」チケットなどでも本展覧会をご覧いただけます。詳細はチケットサイトでご確認ください。
 

※休館日、営業時間は変更となる場合があります。最新情報は営業カレンダーをご確認ください。
※展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。

 

 

開催期間 2025年12月24日[水] 〜 2026年03月02日[月]
開催エリア 4F エディットタウン-ブックストリート
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