企画展/イベント/ライブラリー

Photo:Kenshu Shintsubo
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「昭和100年」特集棚
昭和80年の節目の年、4階エディットタウンに「昭和100年」特集棚を設置
■激動の昭和期を出版文化から体感できる企画展
2025年は「昭和100年」にあたります。また、角川書店の創業者である「角川源義没後50年」になる年でもあります。
戦火の焼け野原から高度経済成長を遂げた激動の昭和、人々の価値観や日本の文化は大きく変化しました。エディットタウンの中心に設置した特別編集書架では、戦前・戦中・戦後の出版文化や読書環境を体感しながら、角川源義がこだわった“絶対平和”を考える本棚構成となっています。
本棚には、三康図書館から借用した、戦争当時の息遣いが伝わるような貴重な資料を展示しました。また、下段には太平洋戦争(大東亜戦争)および日中戦争、第二次世界大戦に関する本を並べています。
三康図書館からの借用資料は、2期に分けて展示をする予定です。
第1期(8月15日~10月中旬)のテーマは「少年少女の戦前・戦中・戦後~テレビもスマホも無いあの時代、少年少女は何を読んでいたのか?」。昭和初期から20年代までの児童雑誌や、子供向けに出版された本を展示します。
展示された本を見ると、昭和初期の子供たちは、意外とグローバルな読書環境だったことがわかります。「愛国」の表記と「世界への興味」「科学への好奇心」が混ざった少年少女たちの本棚は、戦禍を経てどのように変化をしたのでしょうか。
『図解人造人間の作り方』(相沢次郎著 資文堂 昭和6年)、『飛行少年の知識』(野口昴著 南光社 昭和9年)などの科学本から、各国の童話集、現代も読み継がれている『プー横丁にたった家』(ミルン著 岩波書店 昭和17年)、『フランダースの犬』(ウィーダ原作 金の星社 昭和10年)など、子供たちの本からあらためて「平和」について考えます。
1964(昭和39)年に、増上寺と西武鉄道が共同で設立。博文館創立者である大橋佐平・新太郎父子が設立した私立の公共図書館である大橋図書館を前身とし、現在はインド学・仏教学に関する研究調査を行う三康文化研究所の付属図書館となっている。江戸時代の版本・写本、近代の児童書、博文館の発行雑誌など、多数の稀覯本を所蔵する。
開催概要
企画展タイトル:「昭和100年」特集棚
英語タイトル:Showa 100: Feature Shelf
会場:角川武蔵野ミュージアム4階 エディットタウン ブックストリート
会期:2025年8月15日(金)~終了未定
休館日:毎週火曜日
営業時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
チケット価格(税込): KCMスタンダードチケット(本棚劇場含む)
●オンライン購入(https://tix.kadcul.com/)、当日窓口購入
一般(大学生以上):1,400円/中高生:1,200円/小学生:1,000円
※本チケットで当館のスタンダードチケットエリア(常設展エリア)をご覧いただけます。
※展示替えなどにより、日程によっては一部エリアに入場できない場合がございます。
※「1DAY パスポート」チケットなどでも本展示をご覧いただけます。詳細はチケット購入ページなどでご確認ください。
*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報、詳細は営業カレンダーでご確認ください。
*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。
開催期間 | 2025年08月15日[金] 〜 |
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開催エリア | 4F エディットタウン-ブックストリート |