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Photo:Kenshu Shintsubo

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WHO IS FUKUSUKE-SAN? ~ラッキーゴッドキャラクターのなぞ~

みなさん、「福助さん」という名前を聞いたことはありますか?

 

ふっくらほっぺにちょんまげ姿で、正座をしている人形を見かけたことがあるかもしれません。その名も福助さんは、江戸時代中期ごろに誕生し、幸運をもたらす福の神(ラッキー・ゴッド)として親しまれてきました。

「福の神」なのですが、実は実在する人のモデルがいたのが福助さんの特徴。その「福助伝説」をもとにたくさんの福助人形が作られました。私たちがよく知る顔かたちに定着し、愛くるしいキャラクターになったのは明治時代後半になってからでした。

本展では、角川文化振興財団所蔵の福助人形約100点を中心に、引札やグッズ化された福助さんの展示を通して、顔立ちや姿の変化、イメージチェンジした背景など、福助さんに秘められたなぞを紐解きます。

 

*会期中一部作品の展示替えを行います。

 前期:20241012日(土)~2025日1月19日(日)

 後期:2025年1月25日(土)~3月31日(月)

展示構成

 

第一章      福助さんは実在した

福助人形が日本各地で作られ流行したのはなぜでしょう。その手がかりは福助伝説に潜んでいます。なんと、福助さんには実在するモデルが三人もいたんです。ここでは「福助」というキャラクターが誕生するきっかけをご紹介します。

 

第二章      福助さん、キャラクターになる

ラッキー・ゴッド福助さんにあやかりたいという思いから、人形が作られるようになっただけでなく、縁起物を集めた有卦絵(うけえ)にも描かれ、福の神の地位を確立しました。当時のチラシ(引札)でも大黒天や恵比寿と並んで人気キャラクターとなったのです。

 

                  

長谷川貞信(二代)「片岡重造/醤油」明治中期(前期展示)                  「引札見本」明治後期~大正(後期展示)

 

第三章      商標になった福助さん

福助さんを国民的キャラクターへとおしあげた立役者は、福助足袋(現・福助株式会社)でした。看板や商品につける目印に福助さんを採用し、オシャレな包装紙を作ったり、新聞広告を使って福助さんを全国に広めました。

 

               

 明治33年(1900)商標登録           

 画像:福助株式会社

 

 

第四章      福助さんってオシャレさん

福助人形の多くは作り手がわからないものばかりです。しかし、じっくり観察してみると、「福」の字が船になっていたり、キラキラの着物を着ていたりしていることに気づきます。福助さんに隠された趣を探してみてください。

 

      

「福助人形」大正~昭和 九谷焼     「大入り札」昭和 板絵

開催概要

 

展覧会タイトル:WHO IS FUKUSUKE-SAN? ~ラッキー・ゴッドキャラクターのなぞ~

英語タイトル:WHO IS FUKUSUKE-SAN? -The Secrets Behind the Lucky God Character-

会場:角川武蔵野ミュージアム4階 荒俣ワンダー秘宝館
会期:20241012日(土)~2025年3月31日(月)
開館時間:10:0018:00(最終入館は17:30まで)
休館日:毎週火曜日(2025年1月1日、1月20日~1月24日は休館/2月11日は開館)

主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)

協力:福助株式会社

展示協力:株式会社VISUALBEATS

チケット価格(税込): KCMスタンダードチケット(本棚劇場含む)
オンライン購入、当日窓口購入
一般(大学生以上):1,400円/中高生:1,200円/小学生:1,000円/未就学児:無料

※本展覧会の他、当館のスタンダードエリア(常設展エリア)をご覧いただけます。
※展示替えなどにより、日程によっては一部エリアに入場できない場合がございます。
※「1DAY パスポート」チケットなどでも本展覧会をご覧いただけます。詳細は公式サイトでご確認ください。

 

※休館日、営業時間は変更となる場合があります。最新情報は営業カレンダーをご確認ください。
※展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください。

 

   

令和6年度 文化庁 文化観光拠点施設を中核とした地域における文化観光推進事業

 

開催期間 2024年10月12日[土] 〜 2025年03月31日[月]
開催エリア 4F 荒俣ワンダー秘宝館
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