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Photo:Kenshu Shintsubo
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角川武蔵野ミュージアムコレクション展vol.03 髙山辰雄―存在追憶 限りなき時の中に―
髙山辰雄の画業をたどる、角川武蔵野ミュージアムのコレクション展<第三弾>
「角川武蔵野ミュージアムコレクション展vol.03 髙山辰雄―存在追憶 限りなき時の中に―」 7月20日より開催
《少女》1979年
■髙山の代表作の展示やアトリエをイメージした空間で、画業の変遷をたどる
大分県に生まれた日本画家・髙山辰雄(1912-2007)は、伝統的な日本画の技法を用いて作品を制作。日展を中心に活躍し、東山魁夷、杉山寧とともに「日展三山」と称され、戦後の日本画壇の最高峰として高い評価を受けています。
角川武蔵野ミュージアムでは多くの髙山作品を収蔵しており、研究と公開のために昨年から展示を開始しています。今回はその第三弾として、髙山作品で最も広く知られている代表作《少女》(1979年)を含めた4点の日展出品作や、幅3mを超える大作《存在追憶 限りなき時の中に》(1999年)までを展示し、画業の変遷を辿ります。
展示室中央では、髙山のアトリエをイメージした空間で画材などの資料を紹介。13年に渡り毎月描いた『文藝春秋』の表紙絵と髙山の残した言葉を組み合わせて展示することで、その人物像に迫ります。生きることを描き、描くことを生きた、画家の生み出した作品群をご覧ください
■人間の風景、その集大成である《存在追憶 限りなき時の中に》を展示
《存在追憶 限りなき時の中に》1999年
「人間が描きたい。なんとか人間が表現できたらと、真底から思っている……」と語った髙山の、高さ約2m×幅約3mの大作《存在追憶 限りなき時の中に》を展示します。画面には、夢幻の広がりを思わせる風景に、「家族」を思わせる父親らしき男性と母親らしき女性、少年、少女に幼子と犬が描かれています。
髙山辰雄:1912(明治45)年~2007(平成19)年。大分県大分市生まれ。1936年、東京美術学校日本画科を首席卒業。在学中から松岡映丘に師事。1946年、1949年に日展特選、独自の芸術的な画風が評価される。以降、日本芸術院賞、芸術選奨文部大臣賞、日本芸術大賞等を受賞。1982年、文化勲章受章。日展を中心に活躍し、東山魁夷、杉山寧とともに「日展三山」として知られる。
■関連イベント
●講演会 「追想の髙山辰雄―その人と芸術をめぐって」
日本画家・滝沢具幸氏と泉屋博古館東京 館長・野地耕一郎氏をゲストに迎え、髙山の絵や彼がまだ生きていた頃の話しから日本画の発展についてなど、実際の作品の前で語っていただきます。展覧会概要
展覧会タイトル:角川武蔵野ミュージアムコレクション展vol.03 髙山辰雄―存在追憶 限りなき時の中に―
英語タイトル: Kadokawa Culture Museum Collection Exhibition vol.03 Tatsuo Takayama ”Existence Reminiscence in the Midst of Limitless Time”
会期:2024年7月20日(土)~2024年10月6日(日)※会期延長いたしました
会場:角川武蔵野ミュージアム 4F エディット アンド アートギャラリー
開館時間:10:00~18:00(最終入館は17:30まで)
休館日:毎週火曜日(8月13日(火)は臨時開館)
主催:角川武蔵野ミュージアム(公益財団法人 角川文化振興財団)
チケット価格(税込): KCMスタンダードチケット(本棚劇場含む)
●オンライン購入、当日窓口購入
一般(大学生以上):1,400円/中高生:1,200円/小学生:1,000円/未就学児:無料
※本展覧会の他、当館のスタンダードエリア(常設展エリア)をご覧いただけます。
※展示替えなどにより、日程によっては一部エリアに入場できない場合がございます。
※「1DAY パスポート」チケットなどでも本展覧会をご覧いただけます。詳細は公式サイトでご確認ください。
*休館日、開館時間は変更となる場合があります。最新情報、詳細は営業カレンダーでご確認ください。
*展示内容が変更、または中止になる場合がございます。予めご了承ください
開催期間 | 2024年07月20日[土] 〜 2024年10月06日[日] |
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開催エリア | 4F エディット アンド アートギャラリー |