「プレゼピオ（降誕場⾯）」とは、ミニチュア模型でイエス・キリスト降誕を祝うイタリアの伝統装飾。13世紀に聖フランチェスコが広めたと伝えられており、多くの家庭では12⽉8⽇から1⽉6⽇まで飾られ、世代を超えて受け継がれています。

角川武蔵野ミュージアムでは、2025年のクリスマスイベントとして、2階エントランスホールに設置されたアニメ撮影台を象徴的な“光のツリー”へと変容させ、その中央に「プレゼピオ」を据えます。

2025年は、ローマ・カトリック教会における特別な祝祭年「聖年（ジュビリー）」にあたります。プレゼピオは⼈々の祈りと希望を宿す聖夜の象徴であり、聖年の精神－再⽣、巡礼、赦し－と響き合います。技術と信仰、過去と現在が交差するこの空間で、静かな物語の光をお楽しみください。

展示期間：2025年12月13日(土)～2026年1月7日(水)