期間
  
2023年7月28日[金] 〜 2023年9月30日[土]
 
 
  
開催エリア
  
4F 本棚劇場
 

作家の森村誠一さんが7月24日(月)、逝去しました。当館では2020年のグランドオープンより1000点以上の著作をご寄贈いただくなど、多大なご協力をいただきました。生前のご活躍に敬意を込め、代表作を中心とした追悼展示を行います。

『人間の証明』『野性の証明』『青春の証明』の「証明」三部作などを角川書店の小説が映画へ展開していった作品や、テレビドラマでも人気を博した「棟居(むねすえ)刑事」シリーズなど、多彩な名作の一部をご紹介します。

ぜひ本棚劇場でお手に取ってご覧ください。

最新作

天災や人災を描くことで平和を問い直した作品や、自身を通して向き合った老いをテーマに、覚悟や勇気、さらにうつについても取り上げています。

「証明」三部作

角川書店の小説が映画化した代表作で、メディアミックスの金字塔を打ち立てました。
なお、同作は、氏の代表シリーズである「棟居刑事」シリーズのキャラクター・棟居弘一良が初登場した作品でもあります。

「棟居刑事」シリーズ

テレビドラマ化も多く、二時間ドラマといえばこのシリーズとも言えるほど、森村さんの著作を代表する推理小説シリーズです。

「牛尾刑事・事件簿」シリーズ

推理小説の代表シリーズの一つです。30年以上にわたり、多くの作品がテレビドラマ化されました。

「悪魔の飽食」シリーズ

豊富な取材力により関東軍満州第七三一部隊(正式名・関東軍防疫給水部)の戦争犯罪を告発した衝撃作です。

「青春の源流」シリーズ

「悪魔の飽食」シリーズと並行して執筆された大河小説です。自身の青春時代も織り込まれており、人気シリーズの一つです。

「悪道」シリーズ

「忠臣蔵」「太平記」等、史実や時代背景を元にした作品にも定評のある森村氏による、江戸を舞台とした時代・歴史小説の代表シリーズです。なお、『悪道』は第45回吉川英治文学賞を受賞しました。

芭蕉紀行

俳句への造詣も深かった森村さん。松尾芭蕉の行脚した道のりを紀行探訪した際、自身が芭蕉の扮装をして芭蕉が歩いた道をたどりなおし、写真俳句の新たな表現にチャレンジしました。

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