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サルバドール・ダリ ー永遠の謎ー

[ 全12幕 / 35分 ]

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第1幕
プロローグ

第1幕:プロローグ

第1幕
プロローグ

第1幕:プロローグ

[ 1m 55sec ]

無数の破片が舞い、卵から現れたダリの「 Être Dieu(神たる者)」という声が響き渡ります。 その後、《砂漠3部作:蜃気楼》 《ファントムカート》から取られた砂漠の風景へと 移り変わり、ダリの世界へとわたしたちは誘われます。

主な作品
《砂漠3部作:蜃気楼》(1946),《ファントムカート》(1933), 《ナルシスの変貌》(1937)

第2幕
カダケス

第2幕:カダケス

第2幕
カダケス

第2幕:カダケス

[ 1m 33sec ]

カダケスはスペイン南東部の地中海に面した小さな村で、ダリが「世界で最も美しい場所」 と評し、彼の作品に生涯大きな影響を与えました。 カダケスを舞台に、若きダリが様々な表現に挑戦した作品をお楽しみください。

主な作品
《窓辺の少女》 (1925), 《ラファエロ風の首をした自画像》 (1921), 《妹の肖像》 (1925)

第3幕
劇場美術館

第3幕:劇場美術館

第3幕
劇場美術館

第3幕:劇場美術館

[ 2m 10sec ]

1974年、ダリ劇場美術館は開館しました。 ダリは「私は自分の美術館を、一つのかたまり、迷宮、偉大なシュルレアリスムの オブジェのようなものにしたいと考えている。」と語っています。

主な作品
バレエ「迷路」の舞台美術原画、《雨降りタクシー》 (1974-85)

第4幕
偏執狂的・批判的方法

第4幕:偏執狂的・批判的方法

第4幕
偏執狂的・批判的方法

第4幕:偏執狂的・批判的方法

[ 2m 00sec ]

シュルレアリスムの代表的な芸術家となったダリは数多くの作品を描き、賞賛を得ました。 ここではダリらしい数々のシュルレアリスムの作品による独自の世界に包み込まれます。

主な作品
《雨後の隔世遺伝の痕》 (1934), 《ペルピニャン駅》 (1965), 《黄昏の隔世遺伝(脅迫観念) 》 (1933年頃)

第5幕
召喚

第5幕:召喚

第5幕
召喚

第5幕:召喚

[ 4m 13sec ]

画家ダリの驚くべき画力を感じる数々の作品が現れます。 独特なモチーフや奇抜な絵柄に目を奪われることの多いダリですが、そうした画力が 新しい時代の表現「シュルレアリスム」に適用されたとき、ダリにしか実現 できない世界が生まれることが伝わってきます。

主な作品
《エキュメニカル評議会》 (1960), 《聖アントワーヌの誘惑》 (1946) 《目を覚ます1秒前、周囲を1匹のミツバチが飛び回ったために見た夢》 (1944)

第6幕
ジュエリーとメイウェスト

第6幕:ジュエリーとメイウェスト

第6幕
ジュエリーとメイウェスト

第6幕:ジュエリーとメイウェスト

[ 2m 35sec ]

画家、建築家、彫刻家であるダリは高級ジュエリーのデザインも手掛けています。 また有名なハリウッド女優メイ・ウェストをモチーフにした室内空間の奇想天外なデザインなど、 その才能は美術の世界だけに留まることなく発揮されていきました。

主な作品
《時の眼》 (1949),メイ・ウエストの顔のシュルレアル・アパート(1974)

第7幕
映画と写真

第7幕:映画と写真

第7幕
映画と写真

第7幕:映画と写真

[ 3m 40sec ]

画家の枠にとらわれないダリは映画のデザインや脚本執筆、ファッションデザインを手がけるなどその才能を遺憾なく発揮させました。本幕ではダリの写真、映画、ビデオパフォーマンス、雑誌の表紙などにフォーカスします。

主な作品
映画『白い恐怖』(1945)の夢のシーンのデザイン画、 映画『アンダルシアの犬』 (1929)

第8幕
シュルレアリスム初期

第8幕:シュルレアリスム初期

第8幕
シュルレアリスム初期

第8幕:シュルレアリスム初期

[ 1m 57sec ]

シュルレアリスムは、無意識の奥に潜む「夢と現実」の混ざった状態こそが本当の現実 という考え方です。20世紀最大の芸術運動と呼んでもよいシュルレアリスムにおける ダリの貢献は多大なものがありました。

主な作品
《記憶の固執》 (1931), 《茹でたインゲンの豆のある柔らかい構造(内乱の予感)》 (1936), 《眠り》 (1937), 《大自慰者》 (1929)

第9幕
ダブル・イメージ

第9幕:ダブル・イメージ

第9幕
ダブル・イメージ

第9幕:ダブル・イメージ

[ 3m 05sec ]

シュルレアリスムの運動に深く関わるようになったダリは、連想や妄想を取り入れた 独自の方法「偏執狂的・批判的方法」を提唱します。 その代表的な方法が「ダブル・イメージ」。一つの絵の中に異なる二つのイメージを想起させるものです。

主な作品
《ナルシスの変貌》 (1947), 《見えないヴォルテールの胸像のある奴隷市場》 (1940), 《新しい人間の誕生を観察する地政学的な子供》 (1943)

第10幕
原子核神秘主義

第10幕:原子核神秘主義

第10幕
原子核神秘主義

第10幕:原子核神秘主義

[ 2m 13sec ]

1945年の広島と長崎への原爆投下はダリに大きな影響与えます。物質の原子構造に興味を持ち、 ダリはそこから新たなインスピレーション受けるようになりました。 ダリのイメージの中に生じていた原子核の世界の浮遊感、運動の中に入り込んでいきます。

主な作品
《球体のガラティア》 (1952), 《記憶の固執の崩壊》 (1952-54)

第11幕
キリストとガラ

第11幕:キリストとガラ

第11幕
キリストとガラ

第11幕:キリストとガラ

[ 2m 34sec ]

アメリカからスペインへ戻ったダリは、ルネサンス、古典主義、宗教画に関心を向けるようになります。 妻のガラとは情熱的な恋をして結ばれます。時と共にふたりの関係はいびつな様相を呈して いきますが、それでもダリにとってガラは絶対的な最愛の女性であり、聖なる存在でした。

主な作品
《ガラリーナ》(1945),《ピエタ》 (1958),《十字架の聖ヨハネのキリスト》 (1951), 《レダ・アトミカ》 (1947-49)

第12幕
新しい古典

第12幕:新しい古典

第12幕
新しい古典

第12幕:新しい古典

[ 2m 29sec ]

晩年のダリは、シュルレアリスムによる独創性と原子力神秘主義で構築した世界観を駆使し、伝統的なキリスト教の主題に取り組みました。巨匠作品へのオマージュ、ルネサンス期を思わせる宗教画が会場を包み込みます。

主な作品
《無題(ミケランジェロによるユリウス2世の墓所のモーゼ像にもとづく)》(1982), 《地質学的反響(ミケランジェロの《ピエタ》に倣って)》(1975-76), 《ラファエロの《アテネの学堂》と《ボルゴの火災》に倣って(立体視作品)》 (1979年頃)

エンディング

エンディング

エンディング

エンディング

[ 1m 31sec ]