角川むさしの妖怪絵コンクール

結果発表

受賞作品の発表

「角川むさしの妖怪絵コンクール」に多数のご応募を頂き、誠にありがとうございました。

この度、所沢市内および近郊にお住まいの小学生を対象に、「街の歴史や自然を調べて、友達になりたい妖怪、かわいい妖怪など、君が考えた<所沢にいそうな妖怪>を描いてみよう!」をテーマに、妖怪絵コンクールを実施いたしました。おかげさまで大きな反響をいただき、約500作品にもおよぶご応募をいただきました。誠にありがとうございました。


今回は、博物学・妖怪研究家の荒俣宏氏、彫刻家の土屋仁応氏、公益財団法人 角川文化振興財団理事長の角川歴彦を審査員にむかえ、たくさんの応募作品の中から4点の優秀作品と6点の準優秀作品を選考いたしました。


この武蔵野の地<ところざわ>地域は、多くの川に囲まれ、豊かな自然を育み、たくさんの「妖怪伝説」が語り伝えられてきました。今回、子供たちが考えた妖怪をきっかけに、この地で新たな妖怪伝説を創造していきたいと思っています。


純粋で無垢な想像力をいかんなく発揮し、優秀作品・準優秀作品を受賞された子供たちに最大の称賛をお贈りするとともに、ご応募いただいた多くの方々に改めて、心より感謝申し上げます。

妖怪たち

受賞作品

優秀作品

  • No.272 あかせ いちか さん

    名前 
    あかせ いちか さん

    学年 
    小学1年生

    工夫したところ

    はりをつけた

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  • No.398 荒畑 杏奈さん

    名前 
    荒畑 杏奈さん

    学年 
    小学2年生

    工夫したところ

    風ようかいだから空にういているようにしたところです。

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  • No.272 あかせ いちか さん

    名前 あかせ いちか さん

    学年 小学1年生

    妖怪の名前 ごそづめこぞう

    特徴

    てがいっぱいでてくる。めがながくなる。

    いる場所

    もり

    工夫したところ

    はりをつけた

    審査員選評

    荒俣宏先生

    荒俣宏先生

    これはなかなか面白い。目玉が並んでいます。小さい生き物には意外に目玉がたくさんあります。妖怪やエイリアン、仮面ライダーもそうですが、ほぼ昆虫のイメージが多いです。これはたぶん蜘蛛だと思いますが、蜘蛛も目玉が横に6つか8つ並んでいて、みんなそれぞれとても小さいです。拡大すると驚くような、本当に生き物かと思うような妖怪っぽい生き物がたくさんいます。自然豊かな所沢で蜘蛛や昆虫に囲まれて、子供たちの関心を深めていってほしい。本当に生きている可能性がある妖怪のイメージですね。

  • No.398 荒畑 杏奈さん

    名前 荒畑 杏奈さん

    学年 小学2年生

    妖怪の名前 中とみの風ようかい

    特徴

    かみのけときもののそでで、すごい風をまきおこして子どもたちの目をあけられなくさせるようかい。

    いる場所

    中とみのこうてい、はたけみち

    工夫したところ

    風ようかいだから空にういているようにしたところです。

    審査員選評

    荒俣宏先生

    荒俣宏先生

    女性は妖怪になりやすい。これは妖怪のパターンを踏んでいて、突然怒ると風が吹いてきます。髪の毛がワーッと広がって、和服の袖のところがみんな上にあがる。映画で出てきそうな風景をちょっと和風にしている。この風の表現が良いですよね。

  • No.380 岩崎 佑樹くん

    名前 
    岩崎 佑樹くん

    学年 
    小学5年生

    工夫したところ

    丸シールを使って自分の思うままに楽しくえがきました。

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  • No.189 土屋 零さん

    名前 
    土屋 零さん

    学年 
    小学1年生

    工夫したところ

    はいけいの色をどんどん濃くしてこわそうにした…

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  • No.380 岩崎 佑樹くん

    名前 岩崎 佑樹くん

    学年 小学5年生

    妖怪の名前 九十九龍(くじゅくりゅう)

    特徴

    ・東川にすんでいる、元気をなくした人にしか見えない妖怪。
    ・川を見に来た元気のない人にとりつき、一時的に体が入れ替わり、お休みの時間をくれる。すると心は元気になり、またがんばろうと思う。
    ・東川には、カワセミ、トンボ、コイなどの多くの生き物がすみ、春は桜、秋は彼岸花が咲き、たくさんの人が集まる。それは、九十九龍が東川の主で、川に集まるすべての生き物を守っているから。

    いる場所

    東川

    工夫したところ

    丸シールを使って自分の思うままに楽しくえがきました。

    審査員選評

    土屋仁応先生

    土屋仁応先生

    ぱっと見て輪郭がない独特の絵で目につきました。元気をなくした人にしか見えないというストーリー。実体のある妖怪ではなくて、交替してくれるというところが、現代人の切実な祈りに応えてくれるように思えました。川の主で、人間を含めすべての生き物を守っている。想いがこもった妖怪だなと思うと、神々しく見えてきます。本当に居そうな感じがして心奪われました。

  • No.189 土屋 零さん

    名前 土屋 零さん

    学年 小学1年生

    妖怪の名前 ダークネコとちびダークネコ

    特徴

    所沢で死んでしまったネコとその子どものちびネコのようかい。所沢駅のホームやゲームセンターなどのにぎやかなところに現れて、子どもたちをおどろかせる。目は白い色をはなち、夜はひかっている。歩く所に炎がついている。足元がつねにもえていてあつい。

    いる場所

    所沢駅

    工夫したところ

    はいけいの色をどんどん濃くしてこわそうにした。ダークネコの毛を表現するために色えんぴつでつんつんしてかいた。

    審査員選評

    荒俣宏先生

    荒俣宏先生

    所沢の猫ですよ。昔からダークな不思議な神秘的な力を持つと言われているので、子供たちにも猫の怪しさ、妖怪っぽさっていうのがしっかり浸透しているのが分かりました。このダークネコは所沢の夜に出没します。ポイントは子猫が頭に乗っているところ。子猫のデザインがやたらに可愛い。ダークな世界だけど、親子二人で強く生きているところが所沢の猫っぽくて、なかなか好きな作品です。

準優秀作品

  • No.36 磯部 由茉さん

    名前 
    磯部 由茉さん

    学年 
    小学2年生

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  • No.471 岡田 崇盟くん

    名前 
    岡田 崇盟くん

    学年 
    小学1年生

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  • No.379 櫻井 優真くん

    名前 
    櫻井 優真くん

    学年 
    小学4年生

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  • No.36 磯部 由茉さん

    名前 磯部 由茉さん

    学年 小学2年生

    妖怪の名前 だんごんごん

    特徴

    だんごんごんは、こわいかおだけどやさしいようかいです。ところざわのだんごやさんからとびだしたようかいです。

    いる場所

    こう空公園のしやくしょ

    工夫したところ

    つのをオレンジと黄色にわけたところ

    審査員選評

    荒俣宏先生

    荒俣宏先生

    小学生って所沢の名物を良く知っていますね。断トツで多かったのが、所沢の団子ですね。団子を一番美味しそうに食べているのが、この妖怪でした。わかりやすいですね。所沢に出てくる妖怪で団子を食べられない妖怪はありえないですから。団子を食べる妖怪の中で一番面白そうなのを選びました。

  • No.471 岡田 崇盟くん

    名前 岡田 崇盟くん

    学年 小学1年生

    妖怪の名前 妖怪だんごあらい

    特徴

    いつもだんごをきれいに洗ってくれる。他に弟が2人いて “だんごくしさし” と “だんごもぐもぐ” という。手先には、てっぽうがついていて、だんごを食べようとするワルモノをうてるようになっている。

    いる場所

    みたらしだんご屋さんの中にいて、お手伝いをしてくれる。

    工夫したところ

    顔の色をカラフルにしたところ。ライオンのようにカッコ良くしたところ。

    審査員選評

    荒俣宏先生

    荒俣宏先生

    なかなか複雑な絵ですが、子供たちが絵に深い深いストーリーを組んでいるというのが素晴らしい。発想のプロセスが分かるところが妖怪の凄いところです。どうしてこの妖怪が出来たのかというストーリーを皆書いてくれている。これはもぐもぐいつも団子を食べている妖怪。団子から出るごみも意識していて、団子は常にピカピカしている。団子を洗ってくれるという、自然に優しい団子妖怪です。しかもみたらし団子屋さんで手伝って働いている。所沢の自然に対するエコロジーな感覚が小学生にも息づいていて涙が出てきます。

  • No.379 櫻井 優真くん

    名前 櫻井 優真くん

    学年 小学4年生

    妖怪の名前 ガドガワ

    特徴

    本を読まないと泣いてしまうけれど、本を読むと顔が回てんニッコリ笑う。

    いる場所

    さくらタウン

    工夫したところ

    新聞をちぎっていろをかえてはりました。

    審査員選評

    荒俣宏先生

    荒俣宏先生

    作品として物凄いです。見てください。KADOKAWAという本の会社ですから。それが凝り固まって妖怪になったというこのアイデアは凄いと思います。ちゃんと使っているのは活字ですからね。この妖怪はね、本を読んでいれば幸せだけど、本が読めないと目から涙が出るという。まさに角川武蔵野ミュージアムの妖怪として狙ったようにストライクを投げてくれました。

  • No.439 花田 柚香さん

    名前 
    花田 柚香さん

    学年 
    小学6年生

    くわしく見る
  • No.105 山谷 まい さん

    名前 
    山谷 まい さん

    学年 
    小学5年生

    くわしく見る
  • No.446 渡辺 俐紗さん

    名前 
    渡辺 俐紗さん

    学年 
    小学4年生

    くわしく見る
  • No.439 花田 柚香さん

    名前 花田 柚香さん

    学年 小学6年生

    妖怪の名前 鬼

    特徴

    元々は人間で火事が起きてしまい、亡くなってしまった。また生まれかわり、あくまと天しの子として産まれた。洋服が大好きで、いつも洋服屋にすみついている。洋服でなやんでいる人などに声をかけて、何時間でも楽しんでつき合ってくれる。

    いる場所

    洋服屋

    工夫したところ

    血管などの色に工夫しました。特に口、洋服に注意しながら描きました。

    審査員選評

    荒俣宏先生

    荒俣宏先生

    絵がお上手です。背景を見ているとストーリーがたくさんあって。どうしてこんな可愛い子が妖怪になったんだろうって。関心を寄せ集める色々な要素を持っています。天女の羽根と悪魔のコウモリの羽根。善と悪、昼と夜、月と太陽、ちょうどセットになっているという。世の中の裏と表を妖怪の世界に見事にあらわしたものですね。

  • No.105 山谷 まい さん

    名前 山谷 まい さん

    学年 小学5年生

    妖怪の名前 ぐわっぱ

    特徴

    昔は森がいっぱいあったが、家が増え、森がかぎられてきているので、色々な森を転々としている。性格はあばれんぼうで、虫が大好物。

    いる場所

    工夫したところ

    毛をもさもさにしたところ。

    審査員選評

    土屋仁応先生

    土屋仁応先生

    絵の感じは元気な妖怪に見えました。お話を読むと、昔は森がいっぱいあったけれど、今は減ってきているので森を転々としていると。暴れん坊で、虫が大好物で、見るからに猪みたいな強い野生動物のような感じがするけれど、境遇はもの悲しい。今置かれている自然の状況がそのまま妖怪になったようでした。

  • No.446 渡辺 俐紗さん

    名前 渡辺 俐紗さん

    学年 小学4年生

    妖怪の名前 わすれ

    特徴

    わすれを見ただけで、知っていることを全部わすれる。
    たおしかた:目をうつ

    いる場所

    びじゅつ館

    工夫したところ

    カラフルな色にしたところ

    審査員選評

    土屋仁応先生

    土屋仁応先生

    おしゃれな感じの妖怪で目につきました。美術館で美術品を見た時に、知っていることをすべて忘れるほどの衝撃をうけるような体験をしたのかなと想像しました。自分を変えるほどの体験、変えさせるような存在。それを具現化したような妖怪なのかなと。インパクトがありました。

※あいうえお順(50音順)で掲載しています。

優秀作品の特典

優秀作品に関しましては、下記よりいずれかの特典を適用させていただきます。
詳細に関しましては、受賞者に直接ご連絡し、ご相談させていただきます。


①角川武蔵野ミュージアムにて展示予定
② KADOKAWAの映像化作品に登場予定
③ 角川文化振興財団の「まちづくりキャラクター」に採用予定

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