ニュース

Photo:Kenshu Shintsubo

インフォメーション

本棚劇場「青春の角川文庫だな」展示中

角川文庫の歴史は、1949年出版のドストエフスキー「罪と罰」から始まり、70年余りの間に多くの名作が誕生しました。
現在、本棚劇場では「青春の角川文庫だな」をテーマに、角川文庫の中から映画化などメディアミックスされた作品を中心に、出版された年代ごとに棚を分けて書籍を展示中です。
70年余の歴史の一端を、ぜひ本棚劇場でお手に取ってご覧ください。
※それぞれの年代をクリックすると「年代別作品リスト」ページへリンクします。

●会場:4F  本棚劇場

~1960年代

この年代はまだメディアミックスが主流ではありませんでしたが、「天と地と」(海音寺潮五郎)や「少年ケニヤ」(山川惣治)など、この頃に出版され、数十年を経てから映画化された作品が多数あります。

 

1970年代

「読んでから見るか、見てから読むか。」のキャッチコピーが流行語となった「人間の証明」(森村誠一)や、「野獣死すべし」(大藪春彦)をはじめ、ハードボイルドな角川文庫作品が出版され、その多くが映画化されました。

   

1980年代

「セーラー服と機関銃」「探偵物語」(赤川次郎)や「ぼくらの七日間戦争」(宗田理)など、女性が主人公の作品が多く、その傾向は映画化作品にも反映されました。
また、この年代はアニメ映画化も本格的となり、角川文庫のメディアミックスが急増しました。

1990年代

角川文庫創刊50周年を迎えたこの年代には、一大ブームとなった「失楽園」(渡辺淳一)、「リング」「らせん」(鈴木光司)などのホラー作品や「金融腐蝕列島」(高杉良)など、幅広い作品が映画化・テレビドラマ化されました。

 

2000年代

「ダ・ヴィンチ・コード」「天使と悪魔」(ダン・ブラウン)や、「疾走」(重松清)、「ブレイブ・ストーリー」(宮部みゆき)など、分冊化された文庫でも人気作品が多数登場しました。また、若年層に向けてWebや携帯電話を意識した試みや、書き手側が新しいジャンルへ挑戦した作品が増えたことも特徴的です。

2010年代以降

「ナミヤ雑貨店の奇蹟」(東野圭吾)、「孤狼の血」(柚月裕子)、「祈りのカルテ」(知念実希人)など引き続き多くの作品で、映像化はもちろん、コミカライズや舞台化など様々なメディアミックスがされています。



リンク

「青春の角川文庫だな」年代別作品リスト

Pagetop